1990年代~2000年代初期に流行したギャルの女性ファッション情報をまとめてみました。
現在の女子高生とどう違うのでしょうか?大人になった今でも心はギャルの人も現役で女子高生の人も振り返ってみませんか?
インスタで90年代懐かしネタをまとめている@kobito_monsterがイラストでまとめてみました。過去の懐かし記事がはこちら

平成ギャル図解イラスト

1990年第後半~2000年代前半頃のいわゆる平成ギャルたち(90年代ギャル)について図解しました。
まず見た目です。制服は着崩す。カーディガンは大きめ。ラルフローレンやイーストボーイなんかが人気でした。
ルーズソックスは長くてダルだるしているのがかっこいいとされていました。
ソックタッチも必須アイテムでキャップの色がピンクと水色の2色ありました。
もったいたいと感じる人はふつうのスティックのりやアラビックのりで代用していました。
EGスミスというメーカーが一番人気がありました。ゴム無しルーズというものもあり、それはリブの部分のゴムが無く一層だる~としたシルエットになりました。理由は足首の太さが分からなくなってスタイルが良くなるという効果がありました。
ちなみにルーズソックスは乾くのにめちゃくちゃ時間がかかるので母親に嫌われる洗濯物ナンバーワンでした。今思えば迷惑かけていたなと反省です。
今みたいな色付きルーズソックスはそんなに流行ってなくて制服に合わせやすい黒や紺のルーズが人気でした。ちなみに私服でルーズを履いている子はダサいとされていました。
靴は基ローファーが好きでした。ハルタのローファーが安くて履きやすいので人気でした。
携帯はドコモのNシリーズというNECが出しているシリーズが一番かっこいいとされていました。デザインがシンプルかつ使いやすかったんですね。もちろん電池パックを外したところに彼氏とのプリクラを貼るのがマストです。
通学カバンは男子校のカバンをもらうのがステイタスでした。ポスカで壁の落書きみたいなアートを描くのも流行りました。
アクセサリーはティファニーのシルバーのアクセサリーを彼氏にもらうのが夢でした。多分オープンハートはもう流行りが終わっていた気もするのですが、憧れはすごくありました。プレートのネックレスも流行りましたね。
スカート丈は当然ミニです。どんなに足が太くても出します。ストッキングは履きません。この時代に青春だった方はストッキング=ダサいというイメージでどんなに寒くても生足にこだわる人が多い気がします。
ギャルの持ち物図解イラスト

ギャルブランド図解イラスト

次にギャルブランドのトレンドを紹介していきたいと思います。
もちろん渋谷109で揃えます。
LOVEBOATはミラーがすごく人気で大きくて見やすく大きなロゴが特徴的でした。非ギャルだった私もこれは手に入れました。最近アベイルにLOVEBOATのミラーが復刻して売られていたので欲しい人はアベイルへGOです。
ココルルはサーファー系のギャルに人気でした。デニムのお尻の部分にロゴプリントされたものは大人気で「ケツルル」とまで呼ばれました。
アルバはeggなどの本気ギャルに愛されていた気がします。コートは着ているだけでインパクトが強くてこちらも大人気でした。
ショップ袋(ショッパー)を持つことも流行っていてサブバッグとしてみんな使っていました。中にはボロボロになるまで使う人もいました。今って紙袋持ち歩く文化ないですよね。
Rose FANFANやSHAKESHAKE,ミジェーン、エゴイストなどショッパーでマウント取ったりもしました。
今みたいにGUやしまむらなどの本当に安い服屋でおしゃれなものってなかったので高校生でも1枚5000円~の世界だったんですよね。
ギャルの遊びはプリクラ

ギャルや普通の高校生でも遊ぶといったらプリクラです。プリ帳と呼ばれるプリクラを貼る専用の手帳を持ち歩き、友達に見せ合い、どれだけおしゃれに貼れたか(落書きやシールなどを脇に載せてオリジナリティを出していた)
どれだけかわいい友達がいるかなどでマウントを取っていました。単純にプリ帳を作り上げるのが楽しかったんですよね。プリクラのほかにはデジカメも無く、携帯のカメラも画質が悪かったので使い捨てカメラを使うのも定番でした。24枚撮りのカメラで3分の1くらいボケてたり意味不明なものが映っていたり博打感覚でした。
その現像したイベント事の写真にポスカやミルキーペンで落書きをするのも流行っていました。
今思えば人力部分が多くて驚きますね。
ギャルの通信手段

ギャルの通信手段はポケベルから始まり、PHS,携帯電話に進化していきます。ポケベルは始めはカタカナだけで文字数も少なくほとんど暗号みたいな感じでしたが家の電話しかない時代からすると格段にコミュニケーション力が高まりました。ポケベルには自分でメッセージを送れる機能は無く、電話から番号を打って文字に変える手段を取らないといけないので今考えるとめんどうでしかないものでした。こちらのCMで大人気になったのが広末涼子さんです。
その次にPHSが普及し始めます。PHSはピッチとも呼ばれ070で始まる番号が特徴でした。2018年に日本では撤退したのですがビジネスで会社用として長く使われていました。
携帯電話は2000年ごろからPHSに代わって人気が出てきました。初めは白黒でしたがカラーが出て着信音も単音だったのが和音が使えるようになり、カメラが出たり動画が撮れたりテレビ電話が出来たりどんどん進化していきました。高校生も最新携帯を持っている子がかっこいいとされていました。
iモードなどのインターネットを携帯で見れるサービスも始まり魔法のiらんどや前略プロフィール、croozブログ、デコログなどの携帯で出来るプロフィール機能やブログ機能でネット上でギャルがつながることが始まっていったのでした。
ギャル雑誌一覧

当時はギャル雑誌はいっぱいありました。今より雑誌の影響が大きかったので良く売れていました。
一番有名なeggはゴングロギャルやカリスマギャルを生み出しました。eggはページ数は少なく広告少な目でしたが、ギャル雑誌の中でも一番攻めた内容で、下ネタも多くちょっと下品なギャル雑誌というイメージでした。
Ranzukiはティーンよりのeggよりかわいげのあるギャルが多い印象です。ちぃぽぽさんなんかを生み出しています。ランキング大好きという意味らしいです。
ハピーナッツは強めギャルが多い印象です。媚びない強いギャルのイメージです。尾崎紗代子さんなどを生み出しています。
ブレンダは海外セレブ寄りのギャル雑誌で海外セレブに憧れるギャルが読んでいました。
cawaiiは古くからある雑誌でギャル文化を作った雑誌でもあります。
そんなcawaiiから派生したのがScawaiiです。ギャルなのに原宿オシャレ系ともつながりがあるようなテイストで非常におもしろい雑誌でした。
カリスマ店員ブーム

当時はギャルブランドも大人気でしたがカリスマ店員と言われるショップ店員さんたちも大人気でした。モデルより人気で雑誌で特集が組まれたりして109に見に行った方も多かったのではないでしょうか?
当時の渋谷109の売り上げはものすごかったようでカリスマ店員さんたちにも還元されていたと信じたいですね。
昔はショップ店員は派手で人気の職業でした。今はSNSで個人が発信できるのであまり人気は無くなってしまったのではないでしょうか?
ギャルメイク平成バージョン

メイクは茶系のアイシャドウより青やシルバーなどの今でいうパーソナルカラーなんてお構いなしで寒色系の色を塗っていました。KATEのフラッシュクラッシュというアイシャドウはラメとアイシャドウの3色パレットで非常に人気がありました。しかし当時の技術はまだまだだったのかラメはジャリジャリしていました。
つけまつげを付けて盛るのも当たり前でダイアモンドラッシュというシリーズは質の良いまつげが5セットで1500円くらいで大人気でした。2枚重ねたり下瞼に貼ったり涙ぐましい努力をしていました。
肌は日サロで黒く焼きます。美白なんて全然気にしません。日サロの店員さんになる人も多かったです。いわゆるガングロです。
唇はヌーディーなベージュにこってりした艶々のグロスを重ねるのが決まりでした。グロスも虫が張り付くレベルで塗るのがお決まりでした。
髪はメッシュやブリーチをしていましたが、今より技術が進んでいなくてバサバサの人も多かったです。
いろいろ今の時代の高校生とは違うんじゃないでしょうか?しかし工夫して少しでもかわいく見せたいという気持ちはきっとどの時代も一緒なんじゃないかと思います。
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「昔の平成ギャル文化について教えるよ 」への2件のフィードバック